働きながら海外MBAを取得したい、というビジネスパーソンが増えています。
仕事をやめずにオンラインでMBAを取得する場合、いったい何年かかるのでしょうか?
この記事では海外スクールの実際のスケジュールをご紹介しますので、MBA取得までのタイムラインが具体的に分かります。

オンラインMBAは何年かかる?
・一般的には1-3年
オンラインMBA取得には1-3年かかるのが一般的です。
MBAは「資格」ではなく「学位」です。
資格試験に合格すればなれるというものではなく、大学院に入学し、卒業単位(Creditと呼ばれます)を揃えることでMBAホルダーとなれるのです。
卒業単位数やカリキュラムはスクールごとに違うため、最短の取得期間は異なります。
つまり、全卒業単位取得にかかる期間=MBA取得までの期間ということです。
漏れなく単位を取れば最短でMBAホルダーになれますし、落とした単位があればその分、取得が遅れます。
どのスクールでも大抵、5~6年の上限期間を設定し、それまでに単位を揃えれば良いとされています。
MBA取得にかかる時間は本人次第という事です。
・トップスクールの平均は29.3か月
参考までにFinanicial TimesオンラインMBAランキング上位10校において、卒業までの平均期間を調べてみました。
ランキング上位10校における卒業までの月数

上記10校での平均は29.3か月でした。
最速は、マドリードキャンパスが人気のIE。平均18か月での卒業が可能です。
同校のプログラムはオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型、または100%オンラインのフルリモート型、どちらも選択でき、とてもフレキシブルです。
年間スケジュールは?
・2年間のスケジュール例
標準的な24か月プログラムであるUniversity of Manchesterの例で、卒業までのタイムラインを見てみましょう。
同校は24か月中に最大31日間の対面ワークショップがあるハイブリッドMBAです。

1年に2回のIntake (入学時期)があり、1年目はコア科目がメインで、最大15日間のワークショップがあります。
2年目は選択科目とグループプロジェクトがあり、対面ワークショップは最大16日間行われます。
表内の丸数字がワークショップの日数で、同校の香港キャンパスなどで実施されます。
Manchester MBAの場合、上記スケジュールをこなせれば最短24か月でのMBA取得が可能です。
Accelerated MBA
最近は社会のニーズに合わせて、12-18か月という短期間で修了できるAccelerated MBAというフォーマットも人気になっています。
オンライン野Accelerated MBAは、通常のオンラインMBAより必要単位数が少ないため、早く卒業できます。
ただ通常の入学要件に加えて、「過去7年以内にビジネス系学部の学位を取得していること」などが追加されています。
まとめ
ここでは、MBA取得までにかかる期間についてご説明しました。
一般的には1-3年、トップスクールでの平均は29.3か月となっています。ビジネス系学部卒の方なら12-18か月での取得が可能なAccelerated MBAというフォーマットもお勧めです。
*当記事は執筆時点での筆者のリサーチに基づいています。最新情報や詳細については必ずご自身でのご確認をお願いいたします。