海外オンラインMBAへの出願には、第三者からの推薦状が必要です。
一体、誰に書いてもらえばいいのでしょうか?
「今の職場の上司には頼みにくい」「過去の上司にお願いしてもよいのだろうか?」
などと迷う方も多いかもしれません。
この記事では、誰に推薦状を依頼すれば良いかについて、スクールでの実例を示しながらご説明します。

推薦状とは?
第三者への依頼が必要
推薦状は、本人をよく知る第三者による客観的な人物評価です。
MBA出願書類の中でも、唯一、本人以外が作成する書類となります。
推薦状は、欧米の大学入試や就職では一般的な書類ですが、日本では依頼した/依頼された経験のある方は少ないのではないでしょうか?
誰に依頼するか?
大切なのは「あなたをよく知っているか」
推薦状で最も頭を悩ませるのが「誰に依頼するか」です。
MBAはビジネスを学ぶ課程ですので、多くのスクールが仕事関係者からの推薦状を求めています。
1名からの推薦で良い場合もあれば、3名から推薦してもらわないといけないスクールもあります。
人選において最も重要なのは、肩書きや職場でのパワーバランスではなく、「あなたをよく知っているかどうか」です。
たとえ短期間の付き合いでも、あなたについて具体的かつポジティブに評価してくれる方にお願いなさってください。
顧客や取引先でもOK
あなたを最もよく知っているのが現職の上司だとしても、職場環境によっては、その方にMBA出願を知られたくない場合もあると思います。
離職の予定があればなおさらです。
その場合は、以前に何らかの形で関わったことのある関係者で適切な方を探してみましょう。
オンラインMBAのトップ校であるUniversity of North Carolinaは、取引先やボランティアでの関係者でもOKとしています。

またアカデミア、つまり大学時代の恩師などの推薦でも構わない場合もあります。
人選に自信が持てない場合は、遠慮せず、スクールのadmission officeに相談なさることをお勧めします。
ほとんどのスクールにadmission advisorといった役割のスタッフがおり、個別の相談に気軽に対応してくれます(もちろん無料です)。
早めに段取りを
推薦状は、自分を推薦してもらうというなかなかセンシティブな書類です。
推薦者の要件をしっかり確認し、自分を知っていて、ポジティブに評価してくれる方に書いてもらうのが一番です。
翻訳などにも時間がかかりますので、、出来るだけ早めに段取りしておかれることをお勧めします。
まとめ
本記事では、オンラインMBA出願書類で頭を悩ませる「推薦状」の要件について、実際のスクール例を示してお伝えしました。
この記事でお伝えしたこと
自分をよく知り、ポジティブに評価してもらえる人に推薦してもらう
翻訳などにも、早めに段取りを考えておく
*本記事の内容は、あくまでも執筆時点での筆者のリサーチに基づいています。各校の最新情報は必ず、スクールのウェブサイトでチェックなさってください。